しあわせハムDiary

かわいいハムスターとの楽しい暮らしのガイド

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ハムスターの歩き方がおかしい原因は?疑われる病気とケガを解説

飼っているハムスターがふらふら歩く、歩き方がおかしい…。

 

そんなとき、骨折かな?と考える飼い主さんは多いと思いますが、単に足のケガとは限りません。

 

もちろん捻挫や骨折である可能性も高いですが、意外な病気が潜んでいる場合もあります。

 

ハムスターの歩き方がおかしいとき考えられる原因は、主に次の6つです。

  • 骨折・捻挫
  • 中耳炎・内耳炎
  • てんかん発作
  • 熱中症
  • そのほかの可能性
  • 老化

 

本記事では、これらの症状や対策について解説していきます。

 

飼っているハムスターに気になる症状がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

ハムスターの骨折・捻挫

活発なハムスターにとって、骨折や捻挫は珍しいことではありません。

 

一番多い骨折箇所は、膝の下の骨で、90%以上がこの部分で起こります。

 

次いで多いのが腿(もも)の骨。

 

骨折すると足が90度横を向いてしまったり、ギクシャクした歩き方になるのですぐに気がつくはずです。

 

これらの症状が見られたら、極力ハムスターに触れないことが肝心。

 

動き回って骨折箇所に負担をかけないよう、小さめのキャリーケースに入れて病院へ行きましょう。

 

骨折や捻挫の原因は、ほとんどが飼育環境によるものです。

 

ハムスターがよじ登って落下しやすい「金網ケージ」や「二階建てケージ」は避けたほうが無難。

 

なかにはお城のように可愛いものまで存在しますが、ケージは「ハムちゃんがケガしないこと」を最優先に選びましょう。

ハムスターの中耳炎・内耳炎

耳の疾患も可能性としてあげられます。

  • ふらふら、よたよた歩く
  • 足を引きずる
  • しっぽをめがけてぐるぐる回る
  • 耳から膿が出たり、ニオイがする

 

これらの症状は、細菌に感染して膿が溜まることによる中耳炎・内耳炎が原因。

 

膿が三半規管まで達すると平衡感覚に支障をきたし、歩き方がおかしくなります。

 

感染経路は主に、傷からの感染と不衛生な飼育環境による感染の2つです。

 

ハムスターにケガをさせないように普段から気を配りましょう。

 

風邪からも中耳炎は起こるので、風邪をひかないように衛生管理と栄養管理を徹底してくださいね。

 

参考記事:

ham-diary.com

 
また、私たち素人による耳掃除はとても危険。

むやみにハムスターの耳をいじるのはやめましょう。

ハムスターのてんかん発作

ハムスターもてんかん発作を起こすことがあります。

  • 手足をぴん、と突っ張る
  • 手足がビクビクと痙攣する
  • 急に意識がなくなる

 

これらは、大脳の神経細胞の異常が原因で起こるてんかん発作によるもの。

 

突然おかしな行動をとるので飼い主さんは驚いてしまいますが、こんなとき抱き上げてはいけません。

 

発作は数分でおさまるので、落ち着いたら病院へ連れていきましょう。

 

動画を撮るなどして記録をつけておくと診察の際に役立ちます。

 

ただしてんかん発作は完治は難しい上に、治療が不要な場合もあるので獣医さんに指示を受けてくださいね。

ハムスターの熱中症

ハムスターはもともと暑さが苦手な上に、体が小さいため30℃を超えたら危険領域です。

  • よろよろ歩く
  • 呼吸が荒い
  • 体が湿っている

そんな症状が現れたら、まずは応急処置を。

 

濡れタオルで体をくるむなどして体温を下げ、水分補給をします。

 

砂糖やはちみつを混ぜたぬるま湯、または常温の経口補水液が良いでしょう。

 

ただしハムちゃんが自力で飲めないときは、誤嚥するおそれがあるのでやめておいてください。

応急処置のあとは病院へ急ぎましょう。

そのほかに疑われる病気

上記の病気やケガ以外に、可能性として否定できないのが以下のようなもの。

  • 腸閉塞
  • 腫瘍
  • 細菌性呼吸器感染症

 

これらはぐったりする、元気がない、動きが鈍いと感じることのほうが多いですが、よたよた歩くこともあり得ます。

 

内的な要因だと、ケガなどの外傷のようにわかりやすい形では現れてはくれません。

 

それゆえ病気の判別が難しいですが、いずれにしても病院へ急いだほうが良いでしょう。

ハムスターの老化

元気があって食欲もある。

健康状態が良好なら、老化が影響している可能性があります。

 

一般的に、ゴールデンハムスターは2歳から、ドワーフハムスターは1歳半から老齢期です。

 

いつ何があってもおかしくないと心得て、飼い主としてできる限りのことをしましょう。

 

ケージ内は回し車を外すなどして“バリアフリー”に。

 

やわらかく食べやすいものや好物を多めに与えて、のんびり過ごしてもらいましょう。

 

想い出をたくさん作るのも大切です。

少しでもおだやかでしあわせに暮らせるように見守ってあげてくださいね。

 

参考記事:

ham-diary.com

 

ham-diary.com

ハムスターの歩き方がおかしいときの原因まとめ

今回のまとめです。

  • ハムスターの歩き方がおかしいとき、単に足のケガとは限らない
  • 骨折、中耳炎、てんかん発作、熱中症は可能性が高い
  • 腸閉塞や腫瘍など様々な病気もあり得る
  • 老化すると足腰が弱る

 

このように歩き方1つでも様々な要因が考えられるので、注意深くハムスターを観察してみてください。

 

そのうえで必要に応じて病院に連れて行き、飼い主として精一杯のお世話をしてあげましょう^^