しあわせハムDiary

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ハムスターのケージの掃除方法は?適切な頻度とやり方を徹底解説

雑菌に弱いハムスターは、ケージが不衛生だとすぐに病気になってしまうため、こまめな掃除が欠かせません。

 

しかし正しいケージの洗い方についてくわしく知る機会は意外と少ないもの。

 

「なんとなくこうかな?」という感じで掃除をしている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ハムスターケージを掃除する際の頻度や、正しい手順、洗う際の注意点などを解説します。

 

適切な掃除方法で、ハムちゃんの健康を守りましょう^^

 

ハムスターのケージを掃除をする頻度

ケージを掃除する頻度は、内容によって異なります。

  • 毎日やる掃除
  • 2~3日に1回やる掃除
  • 1ヶ月に1回やる掃除

の3つに分けてご紹介しましょう。

 

毎日やる掃除

毎日やる掃除は本格的でなくてかまいません。

 

汚れた部分をさっと取り除けばオッケーなので、ハムスターが起きているタイミングで

手早くおこないましょう。

 

床材の部分交換

おしっこや飲み水、食べ残しなどで汚れた床材を部分的に取り除き、新しい床材を補充します。

 

トイレ砂の部分交換

床材と同じように、おしっこで汚れた部分を取り除き、新しいトイレ砂を補充しましょう。

 

巣箱の点検

ハムスターは食べ物を貯蔵する習性があるので、巣箱に持ち帰った食材があるかもしれません。

 

うっかり食べるとおなかを壊す原因にもなるので、見つけたらすぐに捨ててください。

 

冬は1日、夏は半日で腐ると思っておきましょう。

 

飲み水の交換

給水ボトル本体とノズル部分をよくすすいで、新鮮な水と交換します。

 

またお皿で飲ませている場合は、床材や食べ残しが入りやすいのでよりこまめに交換してくださいね。

 

2~3日に1回やる掃除

ケージ底や飼育用品などの汚れは、目に付いたときに掃除しましょう。

 

2~3日に1回くらいが目安になります。

 

床材すべての交換

2~3日もすると、ケージの底にはフンが溜まってきているはずです。

 

このタイミングで、床材をすべて交換しましょう。

 

ただしきれいな床材を1/3程度残しておき、新しい床材と混ぜることがポイントです。

 

こうすることでハムスター自身のにおいがケージ内に残り、安心します。

 

トイレ砂すべての交換

床材と同じように、トイレ砂をすべて新しく交換しましょう。

 

トイレ砂も前のものを少し混ぜてあげるとよいです。

 

ケージ底や側面、飼育用品の汚れを拭き取る

床材をすべて交換するタイミングで、ケージの底や側面が見えたら、濡れタオルなどで水拭きします。

 

トイレや回し車、パイプなど(あれば)の飼育用品も、汚れがついていたら水拭きしてください。

 

濡れたままだとよくないので、水拭きしたあとは乾いたタオルなどで水気を拭き取りましょう。

 

給水ボトルをブラシなどで洗う

給水ボトルはぱっと見きれいでも、水垢がついていることが多いもの。

 

洗浄ブラシなどを使って、しっかりとこすり洗いし、清潔に保ちましょう。

 

【1か月に1~2回】大掃除の方法

1か月に1~2回を目安に、ケージやケージ内の飼育用品を大掃除しましょう。

 

最初は少し難しく感じますが、回数を重ねるごとにハムちゃんも慣れていくものです。

 

ハムスターを別の場所へ移す

ケージを丸洗いするので、ハムスターを別の場所へ移動させます。

 

サブケージがあればそちらでもよいですし、100均などで売っている虫かごでもOK。

 

上から脱走してしまわないように、蓋がついているものをおすすめします。

 

待っている間なるべくストレスにならないように、床材やサブ巣箱があれば入れてあげましょう。

 

飼育用品をすべて取り出し、床材を交換する

あとで洗うので、飼育用品はすべて取り外します。

 

床材はいつものように1/3くらい取っておき、残りを捨てましょう。

 

床材の適量は普段なら2~3㎝、冬は暖かく過ごせるよう多めに敷いてあげてください。

 

ケージと飼育用品を洗う

ケージと飼育用品を水洗いましょう。

 

細かいところは歯ブラシを使うときれいに汚れが落ちます。

 

洗剤はなくても大丈夫ですが、使った場合は念入りにすすいでください。

 

給水ボトルや食器を漂泊する

1か月に1~2回、給水ボトルなどの食器類を漂泊しましょう。

 

赤ちゃんの哺乳瓶用の漂白剤が安全でおすすめです。

 

洗剤と同様に、しっかりと水ですすいでくださいね。

 

よく乾かす、天日干しする

ケージなど水洗いしたものは、タオルや布で水気が残らないように拭きましょう。

 

また木製の巣箱など、どうしても洗えないものは天日干しするのがおすすめ。

 

日光に当てると結構熱くなるので、少し時間を置いてからケージに入れるのがポイントです。

 

ハムスターをケージに戻す

すべて終わったらハムスターをケージに戻します。

ハムちゃんも飼い主さんも、お疲れさまでした^^

ハムスターのケージを掃除する際の注意点

ここまでケージの掃除方法をご紹介しましたが、いくつか注意したいことがあります。

補足とあわせて参考にしてみてください。

 

ニオイを落としすぎないように気をつけよう

ハムスターは近眼なので、情報をキャッチする際、ほぼ嗅覚と聴覚に頼っています。

 

そのため掃除のあとに全く自分のニオイがしなくなると、自分の縄張りだと認識できずパニックになることも多いです。

 

毎日のお世話や2~3日に1回の掃除では“やりすぎないこと”を意識し、1か月に1回の大掃除のときは古い床材を混ぜてニオイを残してあげましょう。

 

初めての掃除は「お迎え1か月後」にしよう

お迎え直後のハムスターは、とても緊張しています。

 

新しい環境に慣れるまでにだいたい1ヶ月くらいかかるので、飼い始めてから1か月経ったら本格的な掃除をしましょう。

 

また体調不良のときや、メスのハムスターの妊娠・育児中も掃除されるのがストレスになります。

 

掃除に限らずなるべく接触を控えて、そっとしておいてあげてください。

 

ただしオシッコがついた床材や食べ残しを取り除くなど、最低限のお世話はしましょう。

 

参考記事:

 

トイレを覚えてもらおう

掃除が楽になるのはもちろん、ハムちゃん自身も快適に暮らせるため、トイレのしつけをするのもおすすめです。

 

中にはずっとトイレを覚えない子もいるので無理強いは禁物ですが、一度トイレトレーニングを試してみるのも良いでしょう。

 

参考記事:


掃除のあとにご褒美をあげよう

掃除はハムちゃんにとって嫌なことなので、今後トラウマにならないためにもご褒美をあげるのがおすすめです。

 

野菜や果物、ひまわりの種など好物をあげてください。

 

ただしハムスターが好む食べ物は高カロリーであることが多いので、与えすぎないように注意しましょう。

 

参考記事:

ケージを清潔に保ち、ハムスターを快適に育ててあげよう

ハムスターのケージの洗い方についてまとめました。

 

ハムスターはデリケートな動物で病気にもかかりやすいため、ジメジメしていたり不衛生な環境は良くありません。

 

一方で、構いすぎたり長時間の作業をされるのもストレスになってしまうので、正しい方法で手早く掃除をすることが大切です。

 

  • 毎日やる掃除
  • 2~3日に1回やる掃除
  • 1ヶ月に1~2回の大掃除

に分けて掃除をしてください。

 

どんなときもハムスターのニオイを少し残すことがポイントになります。

 

適切な飼育環境を保って、ハムスターを心身ともに健やかに育ててあげましょう^^

 

それでは。

お読みいただきありがとうございました♡