しあわせハムDiary

かわいいハムスターとの楽しい暮らしのガイド

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ハムスターの気持ちがわかる19の行動|リラックスしているサインもご紹介

毛づくろいしたり、ほお袋にごはんを詰め込んだり…。

 

ハムスターって、なんだかいつも忙しそうですよね^^

 

どのしぐさもかわいくて、見ていて本当に飽きません。

 

そんなハムスターのしぐさや行動ですが、それぞれ意味があるのをご存知ですか?

 

犬の気持ちがしっぽに現れるように、ハムスターの感情も行動で読み取ることができるのです。

 

また病気の兆候を示すような危険なジェスチャーもあるので、しっかり観察する必要があります。

 

本記事では、ハムスターの気持ちが分かる様々な行動やしぐさをご紹介。

 

飼いハムの考えていることを知ったり、体調不良にいち早く気づく“きっかけ”になれたら嬉しいです。

 

ハムスターの気持ちがわかる行動

ハムスターの行動といってもいろいろあるので、ここではほんの一部をご紹介します。

 

ハムスターを飼っている人なら誰もが見たことのある、あのしぐさの意味とは?

 

トイレ後の砂かき

トイレから出た後に、やたらと砂をまき散らすハムちゃんがいます。

 

これはズバリ、縄張りアピールです!

 

自分のおしっこが付いた砂を周囲にまき散らすことで「ここはおれの縄張りだ!」と主張しています。

 

もし野生で暮らしていたら、強くて頼りがいがありそうですよね。

 

うんていをする

金網ケージで飼っているハムスターの場合、うんていをすることがよくあります。

これは「運動不足」が主な理由です。

 

うんていを続けていると、手を滑らせて天井から落下し、骨折してしまうおそれもあるので危険。

 

ケージ内には回し車やおもちゃなどを入れ、運動不足にならないようにしてあげましょう。

 

うんてい防止のため、天井への踏み台になるものは置かないなど「レイアウト」も工夫してみてくださいね。

 

または、思い切って「水槽タイプのケージ」に買い替えるのも一案です。

 

手のひらでおもらし

いわゆる「手乗り」をさせるとおしっこを漏らしてしまうハムスターもいます。

これは、恐怖心でいっぱいの状態。

 

まだ警戒心がとけず、人の手が怖くて“おもらし”してしまいます。

 

そんなときは、そっとケージに戻してあげましょう。

 

焦らずゆっくりと、少しずつ手乗りを目指してみてください。

 

参考記事:

 

フリーズする

敵をやり過ごすときに使う手法。

 

たとえばハムスターの天敵であるフクロウは、動体視力こそバツグンですが静止視力は弱いといわれています。

 

フクロウに襲われそうになったときは、フリーズして「フクロウが去るのを待つ」のがハムスターの身の守り方なのです。

 

飼い主の前でフリーズしたときは、余計に怖がらせないようスルーしてあげましょう。

 

お手のポーズ

片手を上げる、通称“お手”のポーズは「警戒レベル3」くらいで周囲を注意深く観察しているときに見られます。

 

立ち上がるほどの体力を使わず、いざ逃げるときはスタートダッシュを切りやすいのでしょう。

ハムスター、よく考えてますね!

 

おばけのポーズ

両手を胸の前で構えて、2足で立つこのポーズ。

 

お手のポーズから警戒指数はさらに上がり、「警戒レベル5」くらいです"(-""-)"笑

 

危険そうな雰囲気はキャッチしているけれど、逃げるか様子見するか迷っている段階。

 

すぐ逃げられる姿勢、かつ耳を立てて情報をとらえようとしています。

 

仰向けになる

急所であるお腹を見せて仰向けになるのは「降参しました!これ以上何もしないでください!」という合図。

 

ハムスター同士でケンカになったときや、飼い主に怯えているときにもするポーズです。

 

ジジ!やジージー!など威嚇の鳴き声と共にくり出されることが多いでしょう。

 

参考記事:

ham-diary.com

 

ちなみに「仰向けで寝る」のは夏場に暑くておなかから熱を放つためだといわれています。降参して仰向けになるのとは全く違う意味なので、区別してください。

 

ほお袋の中身を出す

これ、うちの子は病院でよくやってます^^;

 

というのも、ほお袋の中身を出すのは“強い恐怖”を感じていて「早くここから逃げ出さなきゃ!」と考えている証拠。

 

ほお袋の中身が重いと敵から逃げるのに足かせになるので、少しでも身軽になろうとしているのです。

 

毛づくろい

これは緊張を和らげるための行為です。

 

ハムスターは基本的に毛づくろいをしますが、やたらとしているときは緊張をほぐすために意図的にしているかもしれません。

 

例えばペットショップからお迎えした直後やケージを洗った後なら、その可能性が大。

 

「気分を落ち着けるためにやっているんだな」と温かい目で見守ってあげましょう。

 

ただ1つ注意したいのが、皮膚炎などで身体がかゆくて毛づくろいを頻繁にしている場合もあるということです。

 

ほかにも

  • 毛が抜けてきた
  • 赤みがある
  • 床材に身体をこすりつける

などの様子が見られたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。

 

参考記事:

 

回し車を途中でやめて周りを見る

ハムスターあるあるの1つ。

私も最初に見たときは「何してるんだろう?」と不思議に思いました。

 

これ実は「どこまで来たかな?」と確認するために、一度回し車を降りて周囲を見回しているだけなのです。

 

野生のハムスターは毎晩3~8㎞もの距離を、ごはんを求めて走ります。

 

ずっと走りっぱなしではなく、ときどき止まって「このあたりに食料はあるかな?」と観察。

 

そしてまた走る…をくり返します。

 

環境は違えど、野生でもペットでもハムスターの本能は一緒。回し車でも、本来の走り方をしているのです。
 

あくびをする、おしりをつけて座る、耳をたたむ

これらはすべてリラックスしている証です。

 

犬や猫は緊張をやわらげるためにあくびをするそうですが、ハムスターの場合は気持ちが落ち着いているとあくびが出ます。

 

またおしりをつけて座るのも、安心しきっているから。

 

「おしりをつけてしまったらすぐに逃げられない=安心できる場所」だと思えているのです。

 

そして耳。

耳はハムスターの感情がよく現れます。

 

耳をたたんでいるのは「周囲の音をキャッチしなくても大丈夫=危険がない」と判断しているサイン。

 

逆に耳を立てているときは、周りの音をしっかりとらえようとしているので警戒中です。

 

首をかしげる

耳をすましてもイマイチ情報がキャッチできず「もっとよく見たいなぁ」というときに見られる行為です。

 

首をいろいろな方向に傾けることによって、いろいろな方向から情報を集めようといているのです。

 

しかしいつも首をかしげていたら、斜頸(しゃけい)という病気の疑いがあります。

 

いわゆる内耳炎や、高いところから落下してバランスをとる器官を損傷しているかもしれないので早めに病院に行きましょう。

 

体を低くして歩く

地面にピッタリくっついて、這うように歩いているとき。

 

これは安全な道かどうか、確かめながら進んでいる証拠です。

 

体を低くすることで敵から見つかりにくいですし、地面のにおいも嗅げます。

 

においを嗅いで「危険はないな」と確かめてから前進するのです。

 

またおなかにある「臭腺」をこすりつけることで、自分のしるしを付ける役割もあります。

 

おなかをかく、しっぽをピンと立てる

どちらも発情期を示す行動です。

 

まず発情期になると“臭腺”から出る分泌液が増えて、臭腺の周りが濡れやすくなります。

 

ハムスターの臭腺はおへそあたりにあるので、気になっておなかの毛づくろいが増えるのです。

 

またメスのハムスターの場合、背中をなでられてしっぽが立つこともあります。

 

これは「オスを受け入れる姿勢」をとるため。

 

ちなみにハムスターが繁殖可能なのは

  • オスの場合、生後2ヶ月~1年半
  • メスの場合、初産が生後3~6ヶ月。2度目以降は生後1年まで

といわれています。

 

命にかかわることなので、繁殖を考えている飼い主さんは慎重におこないましょう。

 

参考記事:

ハムスターが暑い、寒いときのサイン

もし以下のような行動が見られたら、ハムスターが暑がっている・寒がっている可能性があります。

 

その場合は、温度設定を見直してみましょう。

 

ハムスターが暑いときにする行動

ハムスターが暑いときは、仰向けになってからだを伸ばして寝ることが多くなります。

 

これはなるべく体のたくさんの面積を空気にふれさせて、熱を発散させるため。

 

おなかを上にして手足をグーン!と伸ばすのです。

 

ハムスターが好きなときに涼みにいけるように、大理石・アルミグッズをケージに入れてあげると良いでしょう。

 

ただし、真夏はクーラーを稼働させることを前提にしてください。

 

参考記事:

 

ハムスターが寒いときにする行動

ハムスターが寒いときは、暑いときと真逆の「体をぎゅっと丸めたポーズ」をとるようになります。

 

これはなるべく体の熱を逃がさないため。

 

そして顔もおなか側にぎゅっと入れ込むのも特徴です。

 

そうすることで息をおなかに当て、体をさらに温めるのでしょう。

 

もしハムスターが寒がっていたら、床材を多めに敷いたりペットヒーターを使うなどして「寒さ対策」をしてみてください。

 

参考記事:

ハムスターが具合が悪いときの行動

ここからは、ハムスターが具合が悪いときに見せる行動をご紹介します。

 

ハムスターが心地良く過ごせるように、病気の早期発見に努めましょう。

 

決まったほうに傾く、自分のしっぽを追いかける、頭を振る

うちのハムも一度なったことがあるのですが、ケージから自分で出てこようとするとき必ず右側によろめく時期がありました。

 

病院に連れて行ったところ、脳の疾患や耳の疾患の可能性が高いと診断されました。

 

症状が進むと右側にしか歩けなくなってぐるぐる回ってしまう=自分のしっぽを追いかけているように見えることもあります。

 

頭を振るのもたまになら気にしなくて大丈夫ですが、頻繁にするときは耳の異常が考えられます。

 

私たちも耳が変だなというとき、やってしまいますよね。これらの異変が起きたら、早めに病院へ行きましょう。

 

参考記事:

ham-diary.com

 

ふらふらする、動きが鈍い

ふらふら歩いたり、あらゆる行動のすべてがスローモーションになっている場合。

 

なんらかの理由によって「しんどい、辛い」状況に陥っているのは間違いありません。

 

原因はいろいろ考えられます。

  • 加齢により足腰が弱った
  • ケガをしている
  • 良くないものを食べておなかを壊した
  • 呼吸器系の疾患により息が苦しい

などなど。

 

食欲も落ちてくるといよいよ危険なので、早めに病院で見てもらいましょう。

 

獣医さんは普段のハムちゃんの様子を知らないので、くわしく症状を伝えるようにしてくださいね。
 

いつもと違う場所で寝る

経験上ハムスターがいつもと違う場所で寝るときは、体調不良が疑われます。

 

私たちも具合が悪いとちゃんと眠れなかったり、ベッドまで行くのもしんどかったりしますよね。

 

「普段はこんなところで寝ないのに」と思ったら、ハムスターを注意深く観察してみてください。

 

ほかにも

  • 食欲が落ちた
  • うんちがやわらかい
  • 目がうつろ

など「何らかの異常」がないか調べましょう。

 

うちのハムはお迎えした頃から病院に行くことが多かったのですが、気付くきっかけはいつも「あれ…?」と思うところからでした。

 

ハムスターの心拍数は人間の約6倍。

 

3日経てば18日くらい放置したのと同じことになってしまうので、できるだけ早く病院で診察してもらいましょう。

ハムスターの気持ちがわかる19の行動まとめ

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ハムスターの行動の意味をご紹介しました。

ハムスターを飼っている人なら、よく見かける行動も多かったのではないでしょうか。

 

「こんな理由があったのか!」とハムちゃんについてもっと知る機会になれば嬉しいです^^

 

また

  • 決まったほうに傾く、自分のしっぽを追いかける、頭を振る
  • ふらふらする、動きが鈍い
  • いつもと違う場所で寝る

などは、病気の兆候である確率が高いので見逃さないようにしましょう。

 

暑い・寒いのサインにも気づいてあげてくださいね。