ほっぺたがパンパンになるほどごはんを詰め込む姿…。
ハムスターの可愛らしさが満点の仕草ですよね。
そんな頬袋ですが、一体どのように生まれたかご存知ですか?
今回はハムスターファンの私が「ハムスターの頬袋の成り立ち」というちょっとコアなテーマでお送りします^^
知ると、もっとハムちゃんが好きになる雑学ですよ♪
ハムスターの頬袋、誕生のとき
ハムスターの最大の特徴ともいえる頬袋ですが、なんと最初は「ただのシワ」でした。
頬の内側にたまたま小さなシワができたご先祖ハムスターが「ここに食べ物を入れよう」と考えたのが始まりだといわれています。
これは世紀の大発見でした。
一度にたくわえられる食料が増えるということは、食料を探しに行く回数や巣穴との往復が減るということ。
天敵が多いハムスターにとって、少しでも死んでしまうリスクを減らす方法だったんですね。
その後、次第にシワが大きくなっていき、今のような大きな頬袋になりました。
ちなみにカンガルーのおなかの袋も同じような成り立ちです。
赤ちゃんがお母さんのおなかにつかまってお乳を飲んでいたときに、足を引っかけていたのがおなかのシワ。
その袋がだんだんと深くなり、今のような袋になったのだとか。
生き物の進化って、すごいです!!
ハムスターの頬袋は使い勝手バツグン
頬袋には、いろいろな使い方があります。
食べ物を詰める
やはりメインになるのは、ごはんを詰めて食糧庫まで運ぶことです。
野生では、食料を探しに行くのも命がけ。
できるだけ地上はウロウロしたくないので、ごはんを見つけたら入るだけ頬袋に入れようとします。
一体どれくらいの量が入るかというと、ゴールデンハムスターなら「ひまわりの種が約100個」だそうです。
「片側に50個ずつで100個」らしいのですが、、ちょっと信じがたいですよね😹
ちなみに「一回出したものを、間違えてまた詰めたりしないのかな?」という疑問を抱く方もいるかもしれませんが、ご安心ください^^
1回頬袋に入れると唾液がつくので、そのにおいできちんと判別できているのです。
巣材を詰める
頬袋には、ごはんだけでなく巣材を詰めて持ち運ぶ役目もあります。
そこで気を付けたいのが、ティッシュや綿など「頬袋にくっつきやすいもの」を床材にしてしまうこと。
これらは頬袋の炎症や頬袋脱という病気を引き起こしかねません。
ハムスターの床材は、専用のものを使うようにしてくださいね^^
参考記事:
野生ハムは浮き輪にして泳ぐ!?
番外編ですが、野生ハムはいざというとき、頬袋に空気をたっぷりためて「浮き輪」にして泳ぐそうです。
きっと大雨が降ってしまい、水たまりを泳がざるを得ない状況だったのでしょう。
野生のサバイバルスキルには、本当に感心しますね!
なお、泳ぐのはあくまでも「野生では」のお話です。
もともと砂漠で暮らしていたハムスターは、水が大の苦手。
誤って水気のあるところに落ちたり、お風呂に入れたりすると上手く体温を上げられずに命を落としてしまう可能性もあるので注意しましょう。
ハムスターの頬袋は、進化の賜物だった
ハムちゃんの代名詞ともいえる頬袋は、もともとただのシワでした。
それがより便利に進化して今の姿になっているなんて「生き物のすごさ」を感じますね。
今回の雑学が、よりハムちゃんへの愛着が増すきっかけになったら嬉しいです^^
それでは♪
お読みいただきありがとうございました♡