ハムスターの食べ物といえば、ひまわりの種を思い浮かべる方も少なくないはず。
実際にハムちゃんはひまわりの種が大好きですが、こういったナッツ類はあくまでも「おやつ」の位置づけ。
基本の食事は、主食のペレットをメインに、野菜などの副食もバランスよく与える必要があります。
一方で、人間の食べ物には「ハムスターが食べると中毒を起こすもの」もあるため気を付けなければいけません。
ハムスター初心者さんのなかには、「どんな食材をどれくらい与えればよいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ハムスターが毎日食べる食事についての「まとめ記事」を書きました。
主食のペレットの与え方や副食の与え方、与えてはいけない食べ物、おやつや飲み水についてもまとめています。
ハムスターの食事についてくわしく知ることができる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
ハムスターのペレットの与え方
ペレットはハムスター専用のフードのことで、食事のメインとなるものです。
ペレットは夕方〜夜にかけて1回用意します。
ただし食べ飽きやすい子や、1度にたくさん食べない子には、2回に分けてもかまいません。
目安量は体重の5~10%ですが、メーカーによって差があるのでパッケージに記載の量を与えましょう。
参考記事:
ハムスターの副食の与え方
副食には、食事の栄養価がアップするだけでなく、ハムちゃんの心の満足度を高める効果もあります。
毎日新鮮な野菜を、主食のペレットと共に与えましょう。
量は、ペレットと野菜が6:4~8:2くらいになるよう調整してみてください。
ハムスターにおすすめの野菜や、野菜以外でおすすめの副食は以下の記事でまとめています。
ハムちゃんの健康的な食事に、ぜひ役立ててみてください^^
ハムスターのおやつの与え方
おやつはハムちゃんとのコミュニケーションタイムにぴったり。
野菜や果物、チーズなどの動物性たんぱく質などを、その子の好みに合わせて与えてみましょう。
いつもの食材も「手渡し」で食べてもらうことで、飼い主さんに慣れてもらうきっかけになります。
少しずつ距離を縮めるイメージで与えてみてくださいね。
ただしハムちゃんはグルメなので、おいしいものばかり与えていると「基本の食事」を食べなくなるおそれもあります。
週に2~3回程度、ほんの少量ずつ与えるのがおすすめです。
ハムスターへのおやつの与え方に関して、よりくわしい内容は以下の記事をご覧ください。
ハムスターに与えてはいけない食材
雑食性で知られるハムスターですが、何でも食べられるわけではありません。
以下3つの食材は、ハムちゃんにとって危険です。
- 中毒の危険があるもの
- 健康に悪影響があるもの
- 与え方に気を付けたいもの
それぞれについて補足しましょう。
中毒の危険があるもの
- ジャガイモの芽
- ネギ類(タマネギ、長ネギ、ニンニクなど)
- チョコレート
- バラ科植物(リンゴ、サクランボ、モモ、アンズ、ビワなど)の種子
- 生の大豆
- カビが生えたピーナッツの殻
- 銀杏
- アボカド
- 牛乳
これらの食材には「呼吸困難を引き起こす」などの中毒性が知られています。
部屋んぽの際に人間の食べ残しが落ちていて、誤って飲み込んでしまうおそれもあるので気をつけましょう。
参考記事:
健康に悪影響があるもの
人間の総菜やお菓子、ジュース、お酒などは当然ながら与えてはいけません。
カビが生えた食べ物や腐敗した食べ物もNGです。
また牛乳も、下痢を引き起こすおそれがあり危険。
牛乳を使ってペレットをふやかしたいときなどは、市販のペット用ミルクを使いましょう。
与え方に気をつけたいもの
水分の多い野菜や果物は、一度にたくさん食べると下痢になる可能性があります。
熱すぎるもの、冷たすぎるものは常温に戻してから与えてください。
初めての食べ物はいきなり大量にあげるのではなく、ごく少量からあげるのが鉄則です。
与えたあとに変わった様子がないか、よく観察してくださいね。
またペット・ハムスター用として市販されている商品でも
- 糖分や脂肪分が多すぎる
- 歯についてべとつく
などハムスターに向いていないことも。
ハムスター用と書いてあっても「与えて大丈夫かな?」と一度考えることで、思わぬトラブルを未然にふせぐことができますよ。
ハムスターの飲み水の与え方
ハムスターは乾燥した地域の出身ですが、それでも水分は必要です。
毎日、新鮮な水を与えてください。
水は水道水、ミネラルウォーターのどちらでもかまいません。
水道水の場合
基本的には水道水でOKです。
日本の水道水は水質基準が厳しいので、ハムスターにも安心して飲ませることができます。
もしカルキ臭が気になる場合は、湯冷ましや汲み置きしたものを与えてください。
湯冷ましは、お湯を沸かしてしばらく沸騰させた後、冷ましたものを。
汲み置きは、なるべく口径の広いボトルなどに入れ、日当たりのよい場所に1日置いたものを与えましょう。
カルキ分が抜けているぶん水質が悪くなりやすいので、夏場はこまめな交換を心がけてくださいね。
ミネラルウォーターの場合
ミネラルウォーターの場合は、硬水か軟水かを確かめましょう。
軟水なら飲ませることができますが、硬水はミネラル分が多いので与えてはいけません。
浄水器を使う場合は、フィルターをこまめに交換してくださいね。
バランスのよい食事でハムスターをすこやかに育てよう
ハムスターの基本の食事では、主食のペレットを中心として、野菜などの副食もバランスよく与えましょう。
またハムちゃんと仲良くなるために、おやつタイムは最適です^^
いつもの野菜や果物などを手渡しで与えてみてください。
ただしおやつに限らず、ハムスターには「与え方に注意が必要なもの」や、「中毒を起こすもの」も存在します。
大切なハムスターを守るためにも、飼い主さんが責任を持って食べ物を選ぶようにしてくださいね。
なお以下のページでは、「シニア期の食事」や「ハムスターが食べられる食材」についてまとめています。
ハムちゃんの食事についてよりくわしく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
それでは♪
お読みいただきありがとうございました♡