ハムスターは、室温が27℃を超えると食欲が落ちるなど夏バテの症状が出やすくなります。
さらに30℃を超えると熱中症になる危険性が格段に上がります。
熱中症で見られるサインは
- 体温が高くなる
- ぐったりしている
- 呼吸が早くなる
- 口を開けて呼吸をしている
- よだれを出している
の5つです。
本記事では、ハムスターが熱中症の可能性があるときの応急処置について解説しました。
また記事後半では「熱中症をふせぐための暑さ対策」などもご紹介しますので、あわせて参考にしてみてください。
ハムスターの熱中症のサインと応急処置の仕方
ハムスターの熱中症のサインと、家庭でできる応急手当ての方法をご紹介します。
熱中症の主なサインは
- 体温が高くなる
- ぐったりしている
- 呼吸が早くなる
- 口を開けて呼吸をしている
- よだれを出している
の5つです。
このような症状が出た場合、まずは病院に電話して診察を急いでください。
次にハムスターを優しく持ち「常温の水で濡らして絞ったタオルを、ビニール袋に入れたもの」で体を冷やしましょう。
ハムスターがしっかり目を覚ましていたら、常温のイオン飲料を飲ませるのもおすすめです。
ただし無理やりではなく、ハムスターが自力で飲めるときだけにしてくださいね。
自力で飲めないときは、誤嚥するおそれがあるのでやめておきましょう。
また、日頃から万が一に備えて
- かかりつけの病院が休診のとき代わりに行ける病院
- 夜間診療がある病院
を事前に調べておくと余念がありません。
イオン飲料と、飲ませる際に必要なスポイトも用意しておくと良いでしょう。
ハムスターの暑さ対策4選
ハムスターの暑さ対策として
- エアコン
- 保冷剤
- 扇風機
- 大理石・アルミグッズ
が効果的です。
順番に見ていきましょう。
エアコン
もっとも効果的なのはエアコンです。
梅雨明けして気温が一気に上がる7月頃からは、エアコンを24時間自動運転させるのがおすすめ。
自動運転とは「室外の気温」や「室内の湿度」など様々な情報をもとに、最適な運転モードを見極める機能のことです。
一度設定しておけば、その気温になるように運転してくれるので安心ですよ。
特に外出時などは、こまめにケージ内をチェックできないので、エアコンをフル稼働させておくのが良いでしょう。
保冷剤
夏本番を迎える前や、エアコンが故障して使えないときなどは、保冷剤も有効です。
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うちの夫が釣りに行くとき用に買ったものですが、ハムの暑さ対策にも効果がありました。
かなり大きい保冷剤のため、一気に4~5℃くらいは下がってしまうので、ケージ内が冷えすぎないように十分気を付けてください。
保冷剤を置いたあとも、ケージ内の温度をこまめに確認しましょう。
扇風機
扇風機だけで温度を下げることはできませんが、空気を循環させることでエアコンの効き目を高めることができます。
ただし、扇風機の風が直接ハムスターに当たるのは良くありません。
風の向きに注意し、エアコンの補助として使ってみてください。
大理石・アルミグッズ
大理石やアルミを使用した巣箱などもおすすめです。
どちらも熱伝導率が高い素材で、ハムスターが触れると熱を吸収する効果があります。
夏だけ巣箱を使い分けるのも良いでしょう。
このままでも十分ひんやりしますが、ブルーの底板を3分間お水で濡らしてふき取ったあとに使用すると「冷感効果」が6時間持続します。
木製アイテム(木の床材など)でアレルギーが出てしまう子にもおすすめです。
ハムスターの熱中症のサインと暑さ対策まとめ
ハムスターの熱中症のサインは
- 体温が高くなる
- ぐったりしている
- 呼吸が早くなる
- 口を開けて呼吸をしている
- よだれを出している
などです。
ハムスターがぐったりして熱中症の症状が見られたら、病院に行くと同時に体を冷やして応急手当てをしてください。
また熱中症をふせぐためには、日頃から温度管理を徹底することが大切です。
ハムスターが快適に過ごせる
- 気温20℃~26℃
- 湿度40%~60%
をキープできるように、エアコンや保冷剤などで調節しましょう。