こんにちは♪
ハムスターの主食と言えばペレット。
総合的に栄養を摂ることができて、一生伸び続けるハムスターの歯を削る役目もあります。
しかし巷では「うちのハムスターはペレットを食べなくて…」というお悩みも多いです。
我が家で飼っているジャンガリアンハムスターのシナモンも、この1年3カ月の間に何度かペレットを食べなくなりました。
その度に
- ハムスターを飼っている知り合いに聞いた方法
- 飼育本
- インターネットの情報
などから得た対策を試して乗り越えました。
本記事では、ハムスターがペレットを食べないときの6つの対策を“実体験”も合わせてご紹介していきます。
そもそもハムスターがペレットを食べなくなる4つの原因や、病気でペレットが食べられないときなどに「上手く薬を飲ませる方法」も一緒に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
ハムスターがペレットを食べない4つの原因
ハムスターがペレットを食べない、あるいは食べなくなってしまうのには、主に4つの原因があります。
- 種類が変わって戸惑っている
- 好き嫌いをしている、飽きた
- ストレス
- 病気、体調が悪い
です。
1つずつ見ていきましょう。
種類が変わって戸惑っている
ハムスターは食欲旺盛ですが、警戒心の強い動物でもあります。
そのため、突然ペレットが変わると食べなくなることがあるのです。
たとえばお迎え後に、ペットショップで出されていたものとは違うペレットをあげたり。
ダイエット用のペレットなどに切り替えられたときにも食べなくなることがあるでしょう。
この場合は元のペレットに戻したり、新しいものと半分ずつ与えたりすると解決することがありますよ^^
好き嫌いをしている、飽きた
ハムスターはグルメなので、おいしいものを選んで食べます。
おやつがもらえるのを知っていればおやつを待つでしょう。
先におやつを食べすぎて、おなかがいっぱいになってしまう可能性もあり得ます。
おやつもあげて大丈夫ですが、あくまでも優先したいのはペレット。
ハムスターへのおやつのあげ方や「基本の食事」について、いま一度おさらいしてみましょう。
参考記事:
ストレス
人間も、ストレスで食欲不振になることがありますよね。
逆に食欲増進しすぎる場合もありますが^^;
いずれにしても、精神面が食欲に影響を及ぼすことはよくあるもの。
一度、ハムスターにとってストレスになるものが無いか考えてみるのも良いかもしれません。
たとえば
- ケージの置き場所が良くない
- 他の動物のにおいがする
- 構いすぎ
- お迎え後間もなくて緊張している
などです。
ストレスの対象となるものを無くすだけで、快方に向かうこともあるので“飼育環境の見直し”も検討してみてください。
参考記事:
病気、体調が悪い
ハムスターは繊細な生き物で、いろいろな病気にかかりやすいです。
特に
- 腫瘍
- 皮膚炎
- ものもらいや結膜炎
- 不正咬合
- 頬袋脱
などは、ハムスターが陥りやすい病気。
それらによって元気消失や食欲不振が起きている可能性もあります。
ペレットに限らず「食事全般」を食べなくなっていませんか?
大好きなおやつにも飛びつかなくなったら、病気を疑いましょう。
そして、なるべく早く診察を受けることをおすすめします!
ハムスターがペレットを食べないときの対策6選
ハムスターにペレットを食べてもらうための対策として
- 砕いて細かくする
- ペレットの種類を変える
- 嗜好性の高いものをふりかける
- ぬるま湯でふやかす
- ペレット団子を作る
- おやつなどの大好物を上手に使う
があります。
1つずつ見ていきましょう。
砕いて細かくする
もっとも手軽な方法ですね^^
市販されているペレットの大きさも、メーカーによって違います。
今与えているペレットが、大きすぎて食べづらいのかもしれません。
中には「これはドワーフハムスターには厳しそうだな^^;」と思うくらいの大粒なペレットもあるので、一度砕いてみることをおすすめします。
うちのシナモンも病中に食欲不振でペレットを食べなくなったとき、4つに割って与えるようにしたら、また食べるようになりましたよ^^
ペレットの種類を変える
今までのペレットに戻したり、他のペレットを試してみるのも良いでしょう。
シナモンも4種類のペレットを食べさせたことがありますが、ずっと食べ続けているのは1種類だけです。
最初のうちは食べるけど、結局いまのペレットに戻ってきてしまいます。
ハムちゃんによって好みも違うので、お気に入りを見つけることも大切かもしれません。
嗜好性の高いものをふりかける
私がインスタで仲良くなった“ハム友さん”から聞いたお話ですが、ペレットを食べないハムちゃんには「嗜好性の高いものをふりかける作戦」が効くそうです。
我が家ではシナモンの病中・病後の栄養補給に“スモールアニマルミルク”を飲ませていて、いざとなったらこれをペレットにふりかけても良さそうだな~なんて考えています♪
イースター セレクションプラス 雑食小動物用パウダー
インスタのハム友さんが愛用なさっているのはこちらの「小動物用パウダー」です。
栄養補助食品としてそのままふりかけても良し♪
後述しますが“ペレット団子”にもおすすめだそう。
植物性たんぱく質が豊富な穀物を主原料にし、さらにお肌の健康にも配慮して乳酸菌、オリゴ糖、ビール酵母も配合しています。
スモールアニマルミルク
「スモールアニマルミルク」が、我が家の愛用品。
小動物が好むバナナ風味で食いつきがとても良いです^^
獣医師監修の元に、小動物の健康維持に欠かせない必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養をバランス良く配合しています。
ぬるま湯でふやかす
不正咬合や歯が弱ってきた老ハムの場合、通常のペレットが硬くて食べにくいこともあるでしょう。
もしくは健康な若い個体でも、やわらかい食べ物のほうが好きな子もいます。
人間と一緒で、食べ物には好みがありますからね^^
ペレットのふやかし方と言っても、熱湯をかけてしばらく浸しておくだけなので簡単です。
ただしペレットの中でも、大きかったり硬いものはふやかしづらかったりします。
なかなかふやけないときは、先に粉砕するなどしてから熱湯をかけてみてください。
ペレット団子を作る
これもハム友さんがやっていた作戦。
上記のようにふやかしたペレットと、ハムスターが好きな食材を混ぜてお団子にする方法です。
たとえば
- バナナ
- すりおろしたリンゴ
- ベビーフード(味付けしていないもの)
などが、団子状にしやすいでしょう。
または先にご紹介した“嗜好性の高いパウダー”を混ぜても良さそうです。
ハムスターの好みの味になるように作ってみてください。
大好物を上手に使う
インターネットでは「好きなものを与えすぎるとペレットを食べなくなる」という声も見かけますし、たしかに“与えすぎ”は禁物です。
でも「好きなものを少量与える」ことで食欲増進のきっかけになることも、実際よくあるんですよ^^
シナモンがまさにそうで「最近ペレットの食べが悪いな~(>_<)」というときや「病中で食欲減退しているとき」なんかは、大好物を少しあげるのが効きます。
それに一時的にペレットを食べないなら、体重を落とさないためにも、好きなもので“カロリー”を摂ってもらおう!という考えはありです。
大好物を上手に使う=おやつを有効活用して、臨機応変に対応していきましょう。
ハムスターが好みやすいものは?
一般的にハムスターが好みやすいのは、以下のようなものです。
- すりおろした野菜・くだもの
- 少量の野菜ジュースやくだものジュース(砂糖・食塩無添加)
- ヨーグルト(無添加が理想)
- ハムスター用に市販されたおやつ(ハムちゃんぴゅ~れやゼリー)
などなど。
種類もいろいろあるので、ハムスターのお気に入りを見つけてあげてくださいね^^
ただしハムスターが好むのは「やわらかい食べ物」であることも多いので、こればかりになると歯を使う機会がめっきり減ってしまいます。
歯を使わなくなると“不正咬合”などのおそれも出てくるでしょう。
ペレットには歯を削る役目もあるので、最終的にはペレットも食べてもらえるように創意工夫してみてください。
ハムスターに薬を飲ませる方法
ちなみに病気が原因でペレットを食べない場合は、薬を服用させないといけないケースが多いでしょう。
これが案外むずかしかったりして"(-""-)"
「ハムスターに薬を飲ませるのが苦手」という方も多いのではないでしょうか。
ここでもやはりおすすめは“好きなものに混ぜてしまうこと”です。
シナモンも「甘くしておきましたから♪」と言って出された薬は飲みますが「ちょっと苦いので…」と言われたときのものは飲むのを渋ります。
なのでうちでは、乾燥豆腐に1滴垂らして食べさせることが多いです。
もちろん他の好物でも大丈夫ですし、ゼリーやペースト状のものなら薬と混ぜやすいはずです。
参考記事:
ぜひ試してみてくださいね♪
ふやかすも良し、ハムスターにペレットを食べてもらえるように工夫しよう!
ペレットは栄養バランスにも優れ、歯を削る役目もある「ハムスターに欠かせない食べ物」です。
しかしストレスや体調不良などが原因で、突然ハムスターがペレットを食べてくれなくなることもあります。
そんなときはまず、ハムスターにとってストレスになるようなものが無いか飼育環境を見直したり、健康チェックをしてみましょう。
さらに砕いて細かくする、ふやかす、やわらかいお団子状にするなどの方法を試してみてください。
ときにはハムちゃんの大好物で釣ってみるのも手です。
おやつは食欲増進のきっかけにもなったり、薬に混ぜるなどの応用も効くので、上手く取り入れましょう^^
それではまた♪
皆さま、良い1日を。
🐹「お読みいただきありがとうございました♡」