いまや小動物ペットを代表するハムスターですが、いつから人に飼われるようになったかご存知ですか?
人間との出会いや、いつ日本に来たのかを知れば、もっとハムちゃんへの愛着も増すはずです^^
今回は、ハムスターがペットになるまでの歴史をご紹介しましょう。
ハムスターと人間の出会い
最初に人間と出会ったのは、ゴールデンハムスターでした。
1930年、とある大学教授がシリアの砂漠・アレッポにて、母親のハムスターと12匹の子供たちが暮らす巣穴を発見したといわれています。
今のような茶×白のノーマルカラーではなく、全身が茶色と黄金色と灰色の3色が混ざったような色をしていました。
教授は13匹全員を連れて帰りましたが、脱走したりケンカしたり。
数日後には1匹のオスと2匹のメスだけが残ったのだとか。
ゴールデン一家は、一つの箱で一緒に暮らしていたそうです。
今でこそ「ハムスターは多頭飼いがNG」というのが知れ渡っていますが、当時はわからなくて当たり前。
縄張り意識が特に強いゴールデンハムスターなので、争いが起きてしまったんですね …。
それでも親近交配に強いハムスターは、生まれた子がすぐに親となり、どんどん数を増やしていったのです。
ハムスターの来日
1930年に発見され、どんどん数を増やしたゴールデンハムスターは、1931年にはロンドンへ、1938年にはアメリカへと世界中に運ばれていきました。
そして1939年、歯の研究のための実験動物として、アメリカから来日します。
ペットとして家庭に広まったのは1970年ごろなので、人と生活し始めてまだ50年ほど。
今ハムスターと暮らせることに感謝^^
ハムスターは歯の研究だけでなく、皮膚移植やがんの研究にも活躍してくれました。
なかでも冬眠の研究に重宝されたそうです。
ハムスターは地中にもぐらなくても、気温が下がれば冬眠できる動物。
研究者が目の前で冬眠を観察できるなんて珍しいですもんね。
最初が「実験動物」というのは複雑ではありますが、ハムスターがペットとして広まったのも、その出会いがあったからこそ。
いまハムスターと過ごせることに感謝して暮らせると良いですね^^
それではまた。
お読みいただきありがとうございました♡