雑食性のハムスターは、主食であるペレットのほかに、野菜や果物、動物性たんぱく質も好んで食べます。
これらの食材は、「ハムちゃんの心の満足度」や「栄養バランスの向上」に効果的です。
ただペレットとのバランスや、どんな食材を与えるべきかで悩む飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はペレット以外でハムスターにおすすめの食材や、与える量についてご紹介します。
ペレットは完全栄養食ともいわれますが、それだけではハムちゃんも味気ないもの。
ぜひ本記事を参考に、おいしい副食をメニューにくわえてみてくださいね^^
ハムスターに副食を与えるメリット
よいペレットをきちんと食べて新鮮な水さえ飲めれば、栄養的には問題ありません。
ですが、野菜などの副食からは「新鮮なビタミンやミネラル」が摂れます。
自然界で食べていたものと近い食材を与えることで、精神的な満足感を得られることもメリットの1つです。
病気で食欲がないときに「これなら食べてくれる!」というものがあると心強いですし、薬を飲ませるときにも役立ちますよ^^
ただし警戒心の強いハムスターは、大人になってから出されたものは食べないことがあります。
子どものうちからいろいろな食材を食べ慣れさせて、真新しいものを警戒せずに食べられる子にしておきましょう。
ハムスターの副食におすすめの食材
副食におすすめの食材は、野菜、果物、動物性たんぱく質、穀類、野草などです。
くわしく見ていきましょう。
野菜
新鮮な野菜からは、ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂ることができます。
緑黄色野菜や根菜を中心に
- キャベツ
- コマツナ
- チンゲン菜
- 大根の葉
- カブの葉
- ブロッコリー
- にんじん
- さつまいも
- カボチャ
などがおすすめです。
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果物
果物はビタミンCの補給源になります。
- リンゴ
- バナナ
- イチゴ
- ブルーベリー
- 梨
- 柿
など、季節の果物を与えましょう。
なお、柑橘系はごく少量にとどめてください。
動物性たんぱく質
野生のハムスターは昆虫などを食べるため、動物性たんぱく質も好みます。
- チーズや煮干し(ペット用)
- ミルワーム
- 乾燥豆腐
- 市販のささみピューレ
などがおすすめです。
👇ハムちゃんが1度に食べるのにちょうど良い大きさの乾燥豆腐。
病気のときなど、薬を染み込ませて与えるのにも使えます。
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雑草・野草・穀類など
野生のハムスターはキビ・ヒエ・アワなどの雑穀や、タンポポなどの野草も食べています。
- 雑穀(ハト餌や小鳥用配合飼料など)
- 野草(タンポポやオオバコなど)
- ハーブ(ミントやバジルなど)
- 小動物用のドライ食材(乾燥野菜、乾燥果物、乾燥野草)
上記のものは、ペットのハムスターも食べることができますよ^^
ハムスターの副食の選び方
おすすめの副食はいろいろありますが、そのなかでも特に積極的に与えたいのが野菜です。
基本的に毎日、ペレットと野菜が6:4~8:2くらいになるようにあげてください。
果物はハムちゃんの大好物ですが、糖分も多いので「2~3日に1回程度」にとどめましょう。
動物性たんぱく質は、成長期や妊娠中のメスにおすすめ。
また自然界では冬になると食糧がグンと減るため、その前に本能的に栄養を蓄えようとするハムちゃんは多いです。
そのため秋頃の食事には、動物性たんぱく質を多めに出してあげるのも良いでしょう。
これらは1日に数種類を与えてもよいですし、曜日ごとに「日替わりメニュー」にしてもOKです。
ハムちゃんの様子を見ながらメニューを組み立ててみてくださいね^^
おいしい副食でハムスターを満足させてあげよう
ハムスターの副食には、栄養バランスの向上と「心の満足につながる作用」が期待できます。
野菜や果物、動物性たんぱく質などを、様子を見ながら与えてみてくださいね。
ただし主食のペレットを残すほどあげるのは厳禁です。
はじめはごく少量から与えるようにし、ペレットの食べ残しを見ながら調整しましょう。
なお以下のページでは、ハムスターの食事に関する記事をまとめています。
おやつの与え方や、シニア期のごはんについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
それでは♪
お読みいただきありがとうございました♡