ハムスターは好奇心旺盛なので、元気に動き回っているうちに骨折してしまうことも珍しくありません。
またデリケートな動物でもあるので、ほんの少しの怪我が命取りになってしまうこともあります。
ハムスターが骨折してしまったら、様子見したり自己流で何とかしようとするのは危険。
適切な応急処置をした上で、なるべく早く獣医さんに診てもらうことが大切です。
今回はハムスターの骨折の見分け方や、病院に行くまでにできる対処法について解説しました。
擦り傷ややけどなどの応急処置についても解説するので、あわせて参考にしてみてくださいね。
ハムスターの骨折・捻挫
ハムスターが骨折しているかどうかは、次のような症状で見分けることができます。
- 歩き方がおかしい
- 不自然な方向に足が曲がっている
- 腫れている
この場合、放っておいても治らないので急いで病院へ行きましょう。
動くほど悪化してしまうので、あまり動けないように小さめの箱に入れて連れていってください。
骨折の原因は、ケージにあることがほとんどです。
金網ケージでは天井にぶら下がっていて落下したり、ケージの間に足を挟んだりすることもあります。
また二階建てやお城のようにかわいいケージもありますが、これらも高いところからの落下や転倒する可能性が高いので危険です。
ケージはハムスターがケガしないことを最優先に選びましょう。
水槽タイプでシンプルな作りのものが安全ですよ👇
ハムスターの擦り傷・切り傷
複数飼いをしていると、ケンカなどで擦り傷や切り傷ができる場合があります。
傷口が汚れていたら濡らしたガーゼでふき取りましょう。
出血しているときは、きれいなガーゼで血が止まるまで押さえます。
放っておくと化膿してしまうこともあるので、病院で診てもらってくださいね。
なおハムスターは本来、縄張り意識が強く複数飼いには向いていません。
ロボロフスキーハムスターなら大きめのケージで複数飼いできますが、ケンカしていないか日々のチェックは大切です。
ハムスターのやけど
やけどが起こるのは部屋んぽ中です。
ストーブや熱湯が原因であることが多いので、ケージから外に出すときは目を離さないようにしましょう。
応急処置としては、堅くしぼったタオルでやけどした箇所をくるんで冷やします。
ただしハムスターは急激な温度変化に弱いので、冷やしすぎないように気をつけてくださいね。
ハムスターが怪我したら応急処置をして病院へ行こう
ハムスターは活発かつ好奇心旺盛なので、骨折などの怪我は珍しくありません。
またデリケートなハムスターにとって、些細なことに思えた怪我が命取りになることもあります。
「これくらいは大丈夫」と考えずに、なるべく早く獣医さんに診てもらいましょう。
病院に行くまでの間は家庭で応急処置をして、症状が悪化しないように努めてくださいね。