こんにちは♪
「ハムスターの毛が抜けている」「いつも痒そうにしている」
もしかすると皮膚炎の可能性があります。
すごくかわいそうで、早く治してあげたい!と思いますよね。
皮膚炎は放っておいても治らないので、病院へ連れて行って適切に処置してもらう必要があります。
また皮膚炎はハムスターに多い病気なので、これからハムスターをお迎えするよ!という方も、知識として頭に入れておくと役立つはずです^^
今回はハムスターの皮膚炎について、原因や治療法を解説していきます。
皮膚炎はハムスターに多い病気
ハムスターは皮膚炎にかかりやすい動物です。
何らかの原因で皮膚炎にかかると、赤み、痒み、脱毛、ただれ、フケなどの症状を引き起こします。
皮膚炎は主にニキビダニ症、アレルギー性皮膚炎、細菌性皮膚炎の3つがあり、それぞれ違う原因があります。詳しく見ていきましょう。
ニキビダニ症
ニキビダニ症とは、ニキビダニというダニが毛包(毛の根本を包む部分)に寄生することで起こります。
毛包虫、アカラスとも言います。
ニキビダニ症は、ハムスターの免疫力が落ちているとなりやすいもの。
私たち人間もそうですが、免疫力が落ちると風邪をひきやすくなったりしますよね。
症状は?
背中から腰、お尻にかけて毛が薄くなります。あまり痒がりません。
治療は?
駆虫剤を投与します。
予防は?
ストレスは免疫力を低下させます。
適切な飼育環境、食事、接し方を心がけましょう。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎は、針葉樹のウッドチップ、ウッドチップについたダニやカビなどをはじめ、アレルギーの原因となるものに触れたり、食べたりすることで起こります。
症状は?
アレルギー反応が出やすいことで知られている針葉樹のウッドチップ。
もしウッドチップが原因であれば、よく接触しやすいお腹の毛が抜けたり、皮膚が赤くなります。
痒がります。
治療は?
アレルギーの原因を取り除くことが根本的な解決になります。
一般的には床材を変えることが多いでしょう。
体をかいて傷ができていたりしたら、抗生物質を投与することもあります。
予防は?
アレルギーの原因になるものを使わないようにします。
細菌性皮膚炎
細菌性皮膚炎はオシッコで濡れたままになっている床材など、じめじめと汚れた場所でかかりやすい細菌感染症です。
症状は?
皮膚が赤くなり、ただれたりします。
かゆがります。
治療は?
飼育環境を衛生的にするとともに、抗生物質を投与します。
予防は?
ケージ内を衛生的に保ちましょう。
栄養性皮膚炎
あまり知られていませんが、ハムスターは栄養不足が原因でも脱毛することがあります。
症状は?
顔やおしりに脱毛がおこります。
治療は?
ビタミンB群などを含んだ総合栄養剤を投与します。
エサを改善し、カボチャやニンジンなどのビタミンが豊富な野菜を積極的に与えるのも効果的。
市販のビタミン剤やハムスター用のサプリメントをプラスするのもおすすめです。
予防は?
特にたんぱく質が不足すると起こりやすくなるので、栄養バランスに気を遣ったエサの管理が大切。
ペレットだけでもたんぱく質は含まれていますが、必要に応じてチーズや豆腐などの動物性食品を与えましょう^^
【実体験】ハムスターの細菌性皮膚炎が治るまで
我が家で飼っているジャンガリアンハムスターも、細菌性皮膚炎にかかったことがあります。
もともとトイレ容器を置いても使ってくれず、いつも巣箱の中の決まった場所でオシッコをしていたので、それが原因だったようです。
このようにおなかの毛が抜けたり…
前足も脱毛してしまいました(>_<)
- 抗生物質を投与する
- トイレを覚えてもらい、飼育環境を衛生的にする
こちらがトイレでオシッコしている様子。
参考記事:
このようにハムスターの皮膚炎は適切に対処すれば治ります。
早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
病院&家でもできる対策でハムスターの皮膚炎を治そう!
ハムスターは皮膚炎にかかりやすい動物です。
皮膚炎と言っても「ニキビダニ症」「アレルギー性皮膚炎」「細菌性皮膚炎」「栄養性皮膚炎」の4種類があります。
それぞれ原因も治療も違うので、病院に連れて行き、適切な対処をしてもらいましょう。
ケージを清潔にしたり、トイレトレーニングすることで解決する場合もあるので【ハムスターの飼育環境】にも目を向けてみてくださいね^^
それではまた♪
皆さま、良い一日を☆
🐹「お読みいただきありがとうございました♡」