可愛がっていたハムスターが亡くなったら、とてもショックですし悲しいですよね。
私も先代ハムのシナモンが2歳3ヶ月で亡くなり、寂しくてしばらく涙が止まりませんでした。
しかし動物を飼った以上、正しい処置をして、適切にお別れするのが飼い主さんの責任でもあります。
本記事では
- 亡くなったか擬似冬眠かの見分け方
- 遺体の安置方法
- 供養の仕方
- ペットロスとの向き合い方
について解説しました。
ハムちゃんとのお別れについて調べている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハムスターが亡くなったらすべき3つのこと
大切なペットが旅立った後はとても悲しいですが、ハムちゃんが安らかに眠れるためにも以下の3つを的確におこなわなければいけません。
- 冬眠ではないか確認する
- 遺体を適切に安置する
- 供養の方法を決める
1つずつ補足しましょう。
冬眠ではないか確認する
ハムスターの性質上、気温が10℃を下回ると “擬似冬眠” という状態に陥りやすくなります。
参考記事:
擬似冬眠に陥ったハムスターは、無駄なエネルギーを消費しないように活動を最小限にするため、亡くなっているのと見分けがつきにくいことも。
微かにでも呼吸が確認できる場合は、亡くなっているわけではなく擬似冬眠の可能性が高いです。
すぐに部屋の室温を20℃以上にし、手に乗せてハムスターを温めましょう。
このときカイロなどを使って急激に温めることは危険。
あくまでも人肌でゆっくり温めて、目が覚めるのを待ってください。
ただし擬似冬眠は自己判断が難しい上に、そのまま死に至るケースも多い危険な状態です。
確信が持てないときは、自分でできる範囲の処置をしつつ動物病院を受診しましょう。
遺体を適切に安置する
ハムスターが亡くなっていることを確認したら、腐敗が進んでしまわないように適切に安置しましょう。
まずは、ハムスターの身体がゆったりとおさまる小箱などを用意します。
次に保冷剤をジップロックに入れ、さらに上からキッチンペーパーで包んだものを用意しましょう(表面の水滴でハムスターが濡れてしまうのをふせぐため)。
用意した小箱などにティッシュやタオルを敷いてハムスターを寝かせ、上記の保冷剤を胸やお腹に当てたら完了です。
保冷剤を包む際、あまり厚手のタオルなどを選んでしまうと保冷効果が十分に得られないので気をつけてくださいね。
なお冷蔵庫に入れるのは理論上可能ですが、衛生面であまり良くありません。
「良心が痛む…」という飼い主さんも多いと思うので、保冷剤をすぐに用意できない場合などの一時的な利用にとどめましょう。
供養の方法を決める
ハムスターとのお別れ方法は、以下の3つが一般的です。
- 自宅の庭にお墓を作る
- ペット霊園を利用する
- 自治体に依頼する
それぞれについて補足しましょう。
自宅の庭にお墓を作る
1つは自宅の庭にお墓を作る方法です。
犬や野良猫などの野生動物が掘り返せないよう、できる限り深く掘って埋葬してあげましょう。
またマンションなどで庭がない場合は、植木鉢に埋葬する “プランター葬” もあります。
花のタネを植えれば、開花したときにハムスターのことを思い出せますし、温かい気持ちになれるはずです。
ただしベランダに置くと、庭に埋葬するのと同じで野鳥などに掘り返される危険があるので注意してくださいね。
なお、公園や河川敷などに埋めるのは違法(軽犯罪法)なので絶対にやめましょう。
ペット霊園を利用する
ほとんどのペット霊園では、ハムスターなどの小動物の葬儀も可能です。
- 火葬だけお願いしてお骨は自宅で安置する
- お骨を霊園に納める
などいろいろな方法があります。
また料金形態も様々なので、実際に問い合わせて「金額」や「プラン」について確認してみてください。
自治体に依頼する
自治体でペットの遺体を引き取ってもらう方法もありますが、一般的に(ハムスターに限らず)動物の遺体は法律上「一般廃棄物」に分類されてしまいます。
それが気になる方は、自治体に引き取ってもらう以外の方法を選びましょう。
ただし最近では「動物専用の火葬施設」を持つ自治体もあるので、一度お住いの市町村役場に問い合わせてみるのも一案です。
ハムスターのペットロスと向き合うには
動物を飼う以上、必ずいつかはお別れのときが来ます。
大切な家族だったハムスターが亡くなったら、程度の差はあっても誰もが悲しいものです。
その悲しさや喪失感によって「ペットロス」になってしまい、精神的に立ち直れなくなる方も少なくありません。
まずは「ペットロスを乗り越えよう」とか「克服しなきゃ」と思わないで、ありのままの自分を肯定してあげましょう。
泣きたいときは思いっきり泣いて、何もする気になれないときは何もしなくて良いのです。
そうして時間が経つと、いろいろなことを泣き笑いで思い出せる日が来ます^^
この「ペットロスとの向き合い方」については別記事にしましたので、よろしければぜひ覗いてみてください。
参考記事:
ハムスターが亡くなったら、感謝の気持ちで見送ろう!
ハムスターをお迎えした以上、いつか必ず最期を見送ることになります。
辛かったり悲しい気持ちは当然あると思いますが、良いお別れができるように飼い主として精一杯向き合いましょう。
少しでも慌てないで済むように、お別れの方法などはあらかじめ決めておくのも一案です。
何よりも、自分のもとへ来てくれたハムちゃんに感謝し「ありがとう」の言葉で見送ってあげてください^^