しあわせハムDiary

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ハムスターの呼吸が苦しそうなとき考えられる4つの病気について解説

スヤスヤ眠るハムスターの姿を見て、一瞬「息してる!?」と心配になったことはありませんか?

 

そう、健康なハムちゃんの場合、繊細すぎるくらいの息遣いをするのが普通です。

 

逆に体全体で動くような呼吸をしていたら危険なサイン。

 

背中を丸めてうずくまる、キューキュー鳴くなども同様で、息苦しい証拠といえます。

 

このようにハムスターの呼吸が荒いときは、風邪や呼吸器系疾患の可能性大。

 

ハムちゃんはくしゃみをあまりしないので、呼吸器疾患は呼吸の異常で気付くことがほとんどです。

 

そのほか、鼻水や目ヤニ、食欲低下が見られることも。

 

また心臓病などの重い病の可能性もありますし、暑ければ熱中症もあり得るでしょう。

 

いずれにしても、ハムスターをよく観察してあげること、そしてなるべく早く病院で診察を受けることが大切です。

 

本記事では、ハムスターの呼吸が荒いときに考えられる病気として

  • 風邪
  • 細菌性呼吸器感染症・肺炎
  • 心臓病
  • 熱中症

について解説します。

 

それぞれの症状、原因、対策、予防についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

ハムスターの呼吸が苦しそうなとき考えられる4つの病気

ハムちゃんが息苦しそうなとき考えられる病気は、次の4つです。

  • 細菌性呼吸器感染症・肺炎
  • 風邪
  • 心臓病
  • 熱中症

順番に見ていきましょう。

 

細菌性呼吸器感染症・肺炎

これらの病気は早期発見が大切。

 

悪化してからの通院治療はハムちゃんへの負担が大きくなるため、なるべく早く気が付けるようにしましょう。

 

症状は?

よく見られるのは、以下のような症状です。

  • 体全体で呼吸をしている
  • 背中を丸めてうずくまる
  • キューキュー、キュッキュッなど、異常な呼吸音

 

まれにくしゃみもすることもあります。

 

ハムスターのくしゃみは「ケンッ、ケンッ」「クックッ」「クシュンッ」のように聞こえる飼い主さんが多いようです。

 

また歯ぐきが白っぽかったり、舌が赤紫になっているのは呼吸困難に陥っている可能性が高いので、急いで病院へ行きましょう。

 

原因は?

レンサ球菌やインフルエンザウイルスなどに感染して発症することがほとんどです。

 

人からの感染も、ほかのハムからの感染もあり得ます。

 

予防は?

衛生管理が有効です。

こまめな掃除を心がけ、細菌やウイルスに感染させない環境作りをしましょう。

 

またお世話やふれあいタイムのときに人から感染させないよう、手洗いうがいを徹底してください。

 

複数飼育の場合は、一匹が発症したらすぐにケージを分けて「感染予防」に努めましょう。

 

治療は?

治療には抗生物質や消炎剤を服用します。

重症な場合は酸素吸入が必要になることも。

 

ハムスターは体が小さく進行も早いため、気づいたときには重症化していることも珍しくありません。

 

早めの診察を心がけましょう。

 

風邪

私たち同様、季節の変わり目はハムちゃんも風邪をひきやすくなります。

 

悪化すると肺炎を発症しかねないので、注意が必要です。

 

症状は?

主な症状は次のとおり。

  • 鼻水が出る
  • 鼻の下がただれる
  • 目ヤニ

あわせて食欲低下が見られることもあるでしょう。

 

原因は?

急激な温度変化、ウイルスや細菌に感染することが原因です。

 

ハムスターは寒さが苦手なので、冬や寒暖差の激しい季節は特に気を付けなければいけません。

 

予防は?

ウイルスや細菌に感染しないよう、ケージ内を清潔に保ちましょう。

 

温度は、ハムスターの適温である20~26℃をキープしてください。

 

👇温度管理には温度計を使用するのがベスト。

 

水槽ケージと金網ケージ、両方に取り付けできます。

 

コードレスで、ハムちゃんにかじられにくいのもポイントです。

 

参考記事:

 

また免疫力が低下していると風邪をひきやすいもの。

 

栄養価が高いものをバランスよく食べさせ、ストレスが溜まらない環境作りを意識しましょう。

 

治療は?

食事は、ビタミン豊富なブロッコリーや果物などを積極的に与えます。

 

また風邪のときは、いつもよりあたたかくしてあげることも重要。

 

室温を24~27℃に設定し、静かで落ち着いた環境で休ませましょう。

 

これらの自宅療養でよくならない場合は、病院に行く必要があります。

 

治療には抗生物質とビタミン剤を用いることが一般的です。

 

症状が悪化すると病院へ行くことも困難になる上に、診察のストレスも増してしまうもの。

ハムちゃんをよく観察して、自然治癒しないときは病院へ急いでくださいね。

 

参考記事:

ham-diary.com

 

心臓病

少し苦しそう?呼吸音が大きくなった?そんな風に感じたら心臓病の可能性も。

 

急いで病院へ行きましょう。

 

症状は?

腹式呼吸でおなかが大きく動くほか、以下の症状が目立ちます。

  • 呼吸音が大きくなったり、呼吸が辛そう
  • 食欲低下
  • むくんで太ったように見える

 

心臓が病気になると老廃物の排出がうまくいきません。

 

肺水腫を起こしたり、胸水が溜まることで呼吸が苦しくなります。

 

原因は?

高齢により心機能が低下したハムスターに多く見られるほか、遺伝的要因も強いと言われています。

 

また肥満気味のハムスターも発症しやすいでしょう。

 

予防は?

肥満気味のハムスターは高血圧であることが多く、心臓に負担がかかります。

 

バランスのよい食事と適度な運動で、適性体重をキープしましょう。

 

ハムちゃんが大好きなひまわりの種などの種子類はほどほどにしてください。

 

以下の記事では、ハムスターのダイエットについてまとめています。

 

参考記事:

 

心臓病のハムスターには、回し車を外すなどして運動による心臓への負担を減らすことも有効です。

 

なお高齢による心機能の低下が原因の場合は、ふせぎようがない部分もあります。

衛生管理、栄養管理を徹底して、なるべく健やかに育ててあげましょう。

 

治療は?

心臓病の治療には強心剤、血管拡張剤、利尿剤などを使用します。

 

ただし完治は難しく、痛みを和らげて進行を遅らせるためのものになるでしょう。

 

食欲もないため、少量でも栄養補給ができる「小動物用ミルク」や「高栄養フード」を与えるのも有効です。

 

心臓に負担をかけないよう、運動は控えさせてくださいね。

 

👇少量でも必要なカロリーが摂れる、万能パウダーがこちら。

 

そのまま与えるのはもちろん、ペレットにふりかけたり、お湯で溶いてミルクにしてもOK。

 

いろいろな与え方ができるので、ハムちゃんの嗜好に合わせられるのも嬉しいポイントです。

 

👇固形タイプのフードなら、こちらがおすすめ。

 

多くの獣医師さんが推奨するほど、ペレットに定評があるイースター。

 

そんなイースターが手がけるチキンペーストは、濃厚なチキンレバー風味で食いつきもバツグン。

 

ハムちゃんの元気がないときにおすすめのフードです。

 

熱中症

暑さが苦手なハムスターにとって、日本の夏は過酷なもの。

 

28℃から危険領域になり、30℃を超えると一気に死亡率が上がるので注意しましょう。

 

症状は?

熱中症の主な症状は以下のとおり。

  • 呼吸が荒い
  • 体が湿っている
  • ぐったりして元気がない

 

汗をかかないハムスターの体が湿っているのは明らかに異常です。

 

また仰向けに寝るのは体の熱を少しでも逃がそうとしているサインなので、よく観察してください。

 

応急処置は?

応急処置の方法は人間とほぼ一緒です。

 

ただしハムスターは水浴びする習慣がないので、タオルにくるんだ保冷剤などで体温を下げてから、水分を与えましょう。

 

水分補給には経口補水液や1/2~1/3に薄めたスポーツドリンクがおすすめです。

 

応急処置のあとは急いで病院へ。

 

予防は?

とにかくエアコンなどで温度管理をすることが一番。

 

真夏はもちろん、残暑が厳しい9~10月上旬頃までは気を抜けません。

 

ハムスターの適温である20~26℃をキープできるよう、温度計を使用して管理してくださいね。

ハムスターの呼吸が苦しそうなときはすぐに病院へ行こう!

ハムスターの呼吸が荒いときに考えられる病気は次の4つです。

  • 細菌性呼吸器感染症・肺炎
  • 風邪
  • 心臓病
  • 熱中症

風邪・呼吸器感染症・肺炎の予防には衛生管理と栄養管理が大切。

 

ケージはこまめに掃除し、バランスのよい食事を心がけましょう。

 

また心臓病のリスクを減らすため、体重管理も徹底します。

 

ハムちゃんが大好きな「ひまわりの種」などは、ほどほどにしてくださいね。

 

夏は熱中症に注意し、室温26℃以下をキープしましょう。

 

なおストレスは万病のもとです。

 

日頃からハムちゃんが落ち着ける環境を整え、極度に構いすぎないように気をつけてください。

 

小さな異変に早く気付くことができれば、大事に至らない病気もあります。

 

日々の健康チェックを欠かさずおこない、すこやかに育ててあげましょう。