こんにちは♪
見た目も仕草も可愛いハムスター。
眺めているだけでも癒されるけど「できればスキンシップしたい!」という願望は誰もが持っているのではないでしょうか^^
ハムスターが手のひらに“ちょこん”と乗ってくれたら、疲れも吹き飛び、一瞬で笑顔になれるもの。
しかもスキンシップができたほうが病院に連れて行くときも困りませんし、日々の健康チェックにも役立ちます。
ハムスターにとっても、つねにビクビクしなきゃならない環境よりはるかに良いんです。
と、このようにお互いにメリットが多い【手乗り】ですが「難しい…」「手を差し出すと逃げる(噛まれる)」などの声も耳にします。
個体差にもよりますが、これらの場合「手乗りにしようとするのを急ぎすぎている」という可能性も高いです(>_<)
でも安心してください!
それって裏を返せば「ハムスターのペースでゆっくりトレーニングを進めれば、手乗りになれる」ということですからね^^
本記事では手乗りにするまでのステップや、重要なのにおろそかになりがちな【お迎え前の準備】などを解説していきます。
ぜひハムスターと仲良くなって、手乗りを目指しましょう☆
- 手乗りに向けて【お迎え準備編】
- 手乗りに向けて【お迎え当日編】
- 6つのステップで手乗りを目指そう
- 個体差を理解しよう【手乗りまで時間がかかることも】
- 嚙ませて慣れさせる、は間違い
- ハムスターの手乗りは焦らずゆっくり!
手乗りに向けて【お迎え準備編】
ハムスターと仲良くなるためには、最初が肝心!
というのもそれまでの暮らしから急に環境が変わって、ハムスターはとても緊張しています。
その緊張をどれだけ軽減させてあげられるかで、飼い主に慣れるスピードも変わってくるんです。
では具体的には何をすべきか?
1つ目に【ペットショップで使っていた床材】を分けてもらいましょう。
ペットショップで引き取る際に店員さんに言えば快く分けてくれますよ!
自分の匂いが付いている床材は、ハムスターが安心します。
2つ目は、ペットショップで食べていたのと同じエサにすることです。
ペレットなどを変えたい場合は、いきなりではなく今のペレットに少しずつ混ぜるように変えてみてくださいね。
手乗りに向けて【お迎え当日編】
いよいよ新しいお家に引っ越してきて、ハムスターはとても警戒しています"(-""-)"
ケージに移して食事、お水を用意したらあとはそっとしておきましょう。
テレビの大音量はハムスターが余計に怖がってしまうのでNGです。
かと言って息を潜めてシーンとしたり、ジロジロも見るのも良くありません。
ハムスターの目線では「敵に狙われている」気分になってしまうので、ごく自然に過ごしてくださいね^^
半分タオルで覆ってあげるのも、ハムスターが落ち着くのでおすすめ。
全く周囲の様子が見えないのも不安になるので「半分だけ」がポイントです。
6つのステップで手乗りを目指そう
ハムスターをお迎えして新しい住まいに移したら、いよいよ手乗りになるまでのトレーニングをはじめます。
ポイントは焦らずハムスターのペースで進めること。
特にこれからお伝えする6つのステップは、順番を守ることが大切です。
途中で抜かしたりぜずに1つずつステップを踏んでいきましょう。
⒈環境に慣らす
ハムスターに新しい住まいが安全だと分かってもらう期間です。
食事と最低限の掃除だけをするようにして、ハムスターには構わないで過ごします。
環境になれるまでは、人の気配があると巣箱から出てこないハムスターも多いでしょう。
あまりに姿が見えないと心配で「ちゃんと食事ができているかな?」「元気かな?」と様子を伺いたくなりますが、ここはぐっと我慢。
ケージの外から観察したり、話しかけたりしないようにしてくださいね。
2.人の存在に慣らす
人が近づいてもむやみに逃げなくなったら、お世話のときに声がけをしてみましょう。
「○○、ご飯だよー」「○○、お掃除をするよー」と名前も呼んであげてくださいね。ハムスターは言葉を音で覚えるので、飼い主の発する言葉の中で共通する音は捉えることができます。
3.手から好物を与える
お世話のときなどに人に興味を示すようになったら、次のステップとして人の手に慣らしていきましょう。
いつものメニューの中から特に好きそうなものか、おやつを1つ差し出します。
手のひらではなく指先で持ち、ハムスターの方から近寄ってくるのを待ちましょう。
ハムスターが取りに来ない場合に、無理強いするのは禁物。
一旦あきらめて、次の日に再挑戦してみてくださいね。
あくまでも受け身で接するのがポイントです。
4.手のひらで好物を与える
指先からためらわず食べるようになったら、さらに距離を縮めていきましょう!
今度は手のひらに好物を乗せて、ハムスターの目の前に差し出してみてください。
はじめは手のひらの先に、次の日は手のひらの中央に乗せる、というように徐々に手乗りに誘導していきます。
あまりおやつを与えすぎるのも良くないので、2~3日かけて焦らずゆっくり進めてくださいね。
5.手のひらに乗ってきたら好物をあげる
手のひらの中央まで好物を取りに来るようになったら、手乗りはもう間近です。
何も乗っていない手をハムスターの前に差し出し、乗ってきたら好物を与えましょう。
今までと違い「手に乗るとご褒美をもらえる」という風に、動作を結びつけて覚えてもらいます。
まだハムスターも緊張しているかもしれないので、そわそわしていたらすぐにおろしてあげてくださいね。
なお、おやつの与えすぎには注意しましょう。
ひまわりの種などのハムスターが好む食べ物はほとんど高カロリー。
食べ過ぎると肥満や病気の元になります(>_<)
焦らなくても大丈夫なので、一気に距離を縮めようとするのではなく、1日の摂取カロリーがオーバーしないように意識してくださいね!
参考記事:
6.手のひらにためらわず乗るようになったらなでる
緊張せずに手のひらに乗ってくるようになったら、ハムスターを撫でてみましょう。
急にたくさんスキンシップをされるとびっくりしてしまうハムスターもいるので、まずはひとなでから。
また基本的に撫でて良いのはおでこと背中だけです。
- お腹=ハムスターにとって急所
- しっぽ=引っ張られたら激痛
- 耳=情報をキャッチする大切な場所
- 足=軽くつまんだだけでも脱臼や骨折のおそれ
このようにハムスターには触られたくない部分がたくさんあるので、気をつけてくださいね^^
個体差を理解しよう【手乗りまで時間がかかることも】
慣れるまでの期間は、個体差によって大きく違ってきます。
持って生まれた性格や、それまでの飼育環境も影響するためです。
手乗りまでの道のりも、時間がかかる子とスムーズな子がいることを念頭に置くと良いでしょう。
まだ怖がっているのに結果を急ぎすぎると、噛まれたりハムスターもストレスを抱えたり、良いことがありません。
- 環境に慣れる
- 人の存在に慣れる
- 手のひらに慣れる
と少しずつ慣らすことを忘れないようにしましょう。
何度試しても上手くいかず時間ばかりが過ぎて心が折れそうなときは、クールダウンして距離を置くことが一番!
あの手この手で頑張るのではなく、一度手乗りをあきらめてみるのも一案です。
我が家で飼っているシナモンも「そのうち慣れるだろう」くらいの気持ちで構えていたら、すっかり噛まなくなりいつの間にか慣れていましたよ^^
ある日突然触らせてくれるようになり「今までの苦労は何だったんだろう」と思うほどでした。
今は上手くいかない方もきっと慣れると思うので、気長に頑張りましょう♪
嚙ませて慣れさせる、は間違い
初心者の方が陥りやすい間違いとして「噛ませて慣れさせる」というものがあります。
しかしこのような「噛ませて怖くないと分かってもらう」「匂いを覚えてもらう」という方法は逆効果になることも。
なぜならハムスターは犬などの動物と違い、人間になついたりしつけができる動物ではないからです。
噛ませていると噛んでも良いと認識され、
すると痛い思いをする機会が増えるだけで良いことがないですよね(>_<)
噛まれそうになったらよけるようにしましょう。
噛まれたときにおやつをあげてしまうのはもってのほか。
手を噛むこととおやつをもらえることが結びつき、噛み癖につながってしまいます。
参考記事:
また慣れている個体でも長時間のスキンシップは良くありません。
ハムスターの心拍数は人間の約6倍!
つまり私たちの6倍も体感時間が長いということなんです。
「ちょっとだけ」のつもりが、ハムスターにはストレスになってしまいます。
ほんの少しスキンシップや健康チェックをしたら、ケージに戻してあげてくださいね^^
ハムスターの手乗りは焦らずゆっくり!
ハムスターに慣れてもらい、手乗りになるための方法をご紹介しました。
ハムスターと仲良くなるには最初が肝心です。
初日からなるべくストレスを軽減できるように万全の準備でお迎えしましょう。
最初は構わないで、徐々に慣らしていくことが大切。
またハムスターが慣れるまでの時間には個体差があること、
ハムスターが手乗りになると可愛いだけでなく、病院に連れて行くときにスムーズになるなどメリットも多いです。
ぜひハムスターと仲良くなって手乗りを目指しましょう♪
それではまた♪
皆さま、良い一日を☆
🐹「お読みいただきありがとうございました♡」