温度差が激しく、雨量も多い日本。
四季があるのは良いことですが、小さなハムスターにとって急激な温度変化は危険です。
特に夏の異常な暑さや、冬本番の厳しい寒さでは、ちょっとした気のゆるみでハムスターを死なせてしまうことも。
ハムちゃんが健康でいるためには、快適な温度を保つことが何より大切です。
本記事ではハムスターの適性温度と湿度、温度管理の仕方をまとめました。
またハムスターの種類によっても適温は微妙に異なるので、そちらもあわせて解説しています。
一年通してハムちゃんが心地良く過ごせるよう、適切な温度管理についておさらいしましょう。
ハムスターの適温と快適な湿度は?
自然界のハムスターは地下に穴を掘って暮らしています。
地中は通年17℃前後を保っているため、ハムちゃんは暑さや寒さに順応するのが苦手です。
飼育下にある健康な若いハムスターの場合、適温は20~26℃なので、通年この気温を保てるようにしましょう。
湿度は40~60%が適切。
ケージのそばに温度計と湿度計を置き、つねに温度・湿度をチェックしてくださいね。
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「ハーモニーサーモ 温湿度計」の特徴は以下のとおり。
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- コードレスでかじられにくい
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人の体感温度は季節や体調によって変動するもの。
感覚をあてにせず、きちんと数字で把握したほうが安心できますよ。
ハムスターの温度管理【冬編】
もっとも温度管理に優れているのはエアコンです。
できる限りエアコンを使い、一定の温度を保ちましょう。
👇季節の変わり目で「少し肌寒いな」という時期は、ペットヒーターもおすすめです。
ケージの外に設置するので、かじられる心配がなくて◎
また電気代が1時間 約0.27円とリーズナブルなのもうれしいですね。
冬本番を迎えるまでは、ペットヒーターで寒さ対策をするのも手ですよ。
なお、冬場はかなり空気が乾燥します。
湿度計をこまめにチェックし、加湿器で調整してあげてくださいね。
ハムスターの温度管理【夏編】
ハムちゃんは風を嫌うため、扇風機はおすすめしていません。
扇風機では温度調節はできないですし、ハムちゃんは汗をかかないので体温を下げる効果も期待できないからです。
夏バテ対策にもやはりエアコンが一番。
あわせてアルミグッズや冷感アイテムを使うと良いでしょう。
また日本の夏は湿度がとても高くなります。
特に梅雨時期は湿度計をこまめにチェックし、ときどき除湿をしてあげてくださいね。
参考記事:
ハムスターの種類別の適温・湿度
ハムスターの適温は、20~26℃です。
ただし、その種類によって最適な温度は微妙に異なります。
種類別の適性温度と湿度は次のとおり。
- ゴールデン:温度 22~26℃、湿度 40~60%
- ジャンガリアン:温度 20~24℃、湿度 40~60%
- キャンベル:温度 20~24℃、湿度 50~70%
- ロボロフスキー:温度 24~27℃、湿度 40~60%
これは、健康なときの適温です。
病気のときやシニアハムスターの場合は、獣医さんの指示に従って柔軟に対応しましょう。
多少は前後しても大丈夫ですが、風邪を引かせないためにも18℃以下にはならないように。
特に注意すべきは、夏の熱中症や冬の低体温症です。
ハムスターの適温と温度管理まとめ
ハムスターの温度管理についてまとめました。
体の小さなハムスターにとって、急激な温度変化は生死にかかわることもあります。
温度は20~26℃、湿度は40~60%を保てるよう、管理を徹底しましょう。
温度管理はエアコンをメインに使った上で、ペットヒーターなどのアイテムを補助的に併用するとベスト。
ハムスターの飼育において大切なことはいくつかありますが、そのなかでも温度管理はとても重要です。
食事や掃除と同じくらい、温度管理にも意識を向けてみてくださいね^^